AWSエンジニアってどんな仕事をするんだろう?
必要なスキルや将来性がある職業なのかが気になるなぁ..
そのお悩み解決します!
みなさん、こんにちは!
現役AWSエンジニアのおつまみです!
AWSに興味があってAWSエンジニアについて気になっている皆さん!
AWSエンジニアってどんな仕事なのか?将来性はあるのか?気になりますよね。
結論、AWSエンジニアは将来性のあるお仕事です!
AWSエンジニアとしてキャリアを築いていくことで市場価値を高めていくことができます。
そこで、今回はAWSエンジニアの仕事内容や将来性についてご紹介したいと思います。
本記事を読むことで、AWSエンジニアについての理解を深めることができます!
今後、AWSエンジニアを目指す方の参考になれば嬉しいです。
それではどうぞ!!
そもそもAWSって何?人気な理由は?
AWS(Amazon Web Services)とは、アマゾンが提供するクラウドサービスです。
クラウドサービスってどんなサービスなの?
クラウドサービスとは、インフラを構築するのに必要なサーバーやストレージ、データベースなどをインターネット経由で利用できるサービスのことです。
従来は自社でサーバーなどを所有して運用するのが一般的なやり方だったのですが、クラウドサービスを利用することで自社で所有する必要はありません。
利用者は使いたいときに使いたい分だけサーバーなどを利用できるのがクラウドサービスの大きなメリットです!
AWSの他にも数多くのクラウドサービスがありますが、AWSの大きな特徴として「豊富なサービス数」と「高い利用率」が挙げられます。
豊富なサービス数
AWSには、サーバーやストレージ、データベースといった200以上のサービスが提供されています。
サービス数は年々増え続けており、2023年1月の時点で230ものサービスが利用できます!
AWSエンジニアは、AWSの提供するサービスの中から必要なものだけを組み合わせて利用することができます。
システムの開発や運用に必要なサービスが全て揃っていると言っても過言ではないほど、数多くのサービスがAWSには存在します。
高い利用率
AWSは世界で最も利用されているクラウドサービスです。
以下は2022年9月時点のクラウドサービスの世界シェアを示していますが、AWSは全体の32%を占めています。
機能性の高い豊富なサービスを「必要なときに」「必要な分だけ」「低価格で」利用できることもあり、クラウドサービスで世界シェア1位の人気サービスとなっています。
AWSエンジニアとは?
AWSエンジニアとは、アマゾンが提供するクラウドサービスのAWSを利用して、インフラ環境の設計・構築・運用(保守)を行うエンジニアです。
クラウドサービスを扱うエンジニアをクラウドエンジニアと呼びますが、そのなかでもAWSを専門に扱うエンジニアをAWSエンジニアと呼びます。
AWSエンジニアの仕事内容
AWSエンジニアの仕事内容は、大きく分類すると以下の3つに分けることができます。
会社によっては設計・構築のみ、または運用・保守のみといった場合もあります。
それぞれの仕事内容について詳しく見てみましょう!
設計
まずはシステムの設計を行います。
AWSエンジニアはシステムの要件を実現するために、AWSのサービスをどのように組み合わせてインフラ環境を作り上げていくのかを考えていきます。
設計フェーズで行う作業の一例をあげると以下の通りです。
この設計のフェーズで構築するシステムの大きな方向性が決まるので、全ての仕事内容のなかでも一番重要な作業になります!
設計ではAWS提供のフレームワーク活用がおすすめ
AWSでは設計のベストプラクティス集として、「AWS Well-Architected フレームワーク」というものが用意されています。
こちらのフレームワークでは、6つの柱に基づいてどのような設計をするのが望ましいのかが説明されています。
AWSエンジニアが設計作業をする際に活用できるのでぜひチェックしてみてください!
構築
設計した内容に基づいてAWS上にサーバーやネットワークなどのインフラ環境を構築していきます。
問題なくサービスが利用できるように、設計した内容を確認しながらAWS上にシステムの構築を行います。構築フェーズで行う作業の一例をあげると以下の通りです。
構築後にはテストを行い、構築したインフラ環境が設計通りに動くかどうか確認します。
この構築フェーズでAWS上にインフラ環境が出来上がります!
構築時にインフラ環境のコード化対応もおすすめ
インフラ環境の構築に加えて、インフラ環境のコード化(IaC)も構築時に行うことが多いです。
IaCを活用することによって、自動的にインフラ環境の構築ができるようになります!
たとえば、環境を再構築する必要性が出てきた際に、コード化しておけば環境の再構築を自動化できます。また、インフラの設定内容がコード化されているので、人為的な設定ミスを防ぐこともできます。
運用・保守
インフラ環境を構築したらAWSエンジニアとしての仕事は終わりという訳ではありません。
AWS上でシステムを安定稼働させるための運用や保守作業もAWSエンジニアにとって大事な仕事です。
AWS上でシステムが問題なく動いているのか?といった点検を定期的に行う必要があります。
運用・保守フェーズで行う作業の一例をあげると以下の通りです。
運用・保守作業を行うことで利用者が快適にシステムを利用できるので、とても重要な作業です!
運用負荷軽減のためにおすすめなマネージドサービス
AWSでは「マネージドサービス」というAWSが運用まで行ってくれるサービスがあります。
マネージドサービスを利用することによって運用負荷が減るので、運用コストを削減したいケースでは特におすすめです!
仕事内容はなんとなく理解できた!
でも僕に向いているのかなぁ?
そこで、次に私が考えるAWSエンジニアに向いてる人をご紹介します!
AWSエンジニアに向いてる人
私が考えるAWSエンジニアに向いてる人はこちらです!
常に学習し続ける意欲のある人
AWSでは数多くのサービスが提供されており、年々サービス数が増え続けています。
AWS公式サイトによると、2021年にAWSは3,000回以上のリリースを実施しており、サービスのアップデートが頻繁に行われています。
サービスの追加などがあるとその都度、新サービスの知識を習得する必要があります。
そのため、新しい情報のキャッチアップができ、常に学習し続ける意欲のある人がAWSエンジニアには向いています!
自発的に問題解決に取り組める人
AWS上に構築したシステムに何かしらのトラブルが発生した場合、AWSエンジニアは問題解決に向けて動いていく必要があります。
問題発生から解決に向けて以下のような取り組みをしていく必要があります。
開発プロジェクトには納期があるのが一般的なため、納期に間に合うように問題解決を推進していく必要があります。
そのため、自発的に問題解決に向けた取り組みができる人がAWSエンジニアには向いています!
コミュニケーション能力が高い人
AWSエンジニアは多くのメンバーと協力しながらプロジェクトを進めていく必要があります。
以下のような関係者とコミュニケーションを取る機会が多いです。
プロジェクトを上手く推進していくためには、伝えたいことを分かりやすく伝え、同じゴールに向かって仕事を進めていく必要があります。
そのため、コミュニケーション能力の高い人がAWSエンジニアには向いています!
まとめると、周りを巻き込みながら、自律的に行動できる人が向いていると思います!
AWSエンジニアに必要なスキル
AWSエンジニアとして業務を行っていくためには、いくつか必要なスキルがあります。
ここでは、AWSエンジニアに必要なスキルをご紹介します!
AWSの知識
AWSエンジニアとして活躍していくためには、当たり前ですがAWSに関する知識が必須になります。
AWSではレベル別/専門分野別に認定試験が設けられていますので、AWS認定試験などを活用して体系的に知識を身につけていくことができます。
また、実務でAWSを利用することで知識習得がより早まります。
実務経験のあるAWSエンジニアは転職市場でも評価されます!
サーバーなどのインフラスキル
AWSエンジニアの業務ではサーバーやネットワークなどのインフラ構築作業もあります。
そのため、AWSの知識だけでなくインフラの知識も身につけておく必要があります。
開発スキル
AWSエンジニアとして、開発スキルも欠かせません。
設計内容に基づいてAWS上にインフラ構築するために、開発スキルが必要になります。
また、インフラ環境のコード化(IaC)もAWSエンジニアにとって重要な業務なので、プログラミングスキルがあると重宝されます。
AWSエンジニアの将来性は?
AWSエンジニアに将来性はあるのでしょうか?
結論、AWSエンジニアへのニーズは今後も増加し続けると思うので、将来性はあります!
ここでは「AWSの将来性がある理由」と「クラウドエンジニアの将来性がある理由」についてそれぞれご紹介します。
AWSの将来性がある理由
シェアが一番大きい
はじめにもお伝えしたように、AWSはクラウドサービスの世界シェア1位です。
そのため、AWSの利用者もクラウドサービスの中で一番多いと言えます。
世界で一番使われているクラウドサービスという観点から、AWSの需要は大きいと言えます。
アマゾンで一番利益が出ている
アマゾンと聞くとECのイメージが強いですが、実はECで儲けている会社ではないのです..!
クラウドサービスのAWSでアマゾンは多くの利益を確保しています。
2021年のアマゾンの会社発表資料によると、アマゾンの売上高/営業利益に占めるAWSの割合は以下の通りです。
・アマゾンの売上高に占めるAWSの割合:約13%
・アマゾンの営業利益に占めるAWSの割合:約74%
売上高は他の事業に比べて少なめですが、営業利益はAWSがアマゾン全体の7割以上を占めていることがわかります。アマゾンにとってAWSは高収益事業なので、今後も事業拡大していくでしょう!
クラウドエンジニアの将来性がある理由
クラウド市場は右肩上がり
日本を含む世界のクラウド市場は年々右肩上がりとなっています。
以下のグラフは世界のクラウドサービスの市場規模(売上高)の推移および予測を示していますが、年々右肩上がりになっていることがわかります。
コロナ渦によるオフィスの縮小に伴うクラウド移行やDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進などの要因によって、今後もクラウド市場の拡大が予想されています。
クラウドエンジニアのニーズ拡大
クラウド市場は右肩上がりなのですが、その一方でIT人材は不足しています。
以下のグラフで示している通り、2023年時点では約33万人のIT人材が不足しているとのことです。
また、人材不足は今後も年々増え続けて、2030年には約45万人になると予測されています。
クラウド市場は右肩上がりにも関わらずIT人材が不足しているという状況のため、クラウドエンジニアに対するニーズも増え続けていくでしょう。
そのため、クラウドエンジニアの将来性はあると言えます。
つまり、AWSにもクラウドエンジニアにも将来性があるため、両方を掛け合わせている「AWSエンジニア」には将来性があると断言できます!
AWSエンジニアの年収は?
AWSエンジニアになるとどのぐらい年収をもらえるのでしょうか?
結論、AWSエンジニアはシステムエンジニアと比較して平均年収が高いです!
まず、会社員全体の年収とシステムエンジニアの年収は以下の通りです。
・会社員全体の平均年収:443万円
「令和3年分 民間給与実態統計調査」国税庁
・システムエンジニアの平均年収:568万円
「令和3年 賃金構造基本統計調査」厚生労働省
続いて、会社員のAWSエンジニアの年収は以下の通りです!
・AWSエンジニアの平均年収:621万円
求人ボックス(求人掲載サイト) ※2023年1月時点
クラウド市場は右肩上がりであることからAWSエンジニアへのニーズは高まっています。
AWSエンジニアの市場価値が高いことが平均年収から見てとれますね!
未経験からAWSエンジニアになるには難しい?
未経験からAWSエンジニアになることは可能なのでしょうか?
結論、全くのIT未経験からAWSエンジニアを目指すことはおすすめできません。
なぜならAWSエンジニアには基礎的なITスキル、インフラスキルが求められるからです。
IT未経験の場合は、まずSEやインフラエンジニア、プログラマーとして実務経験を積みながら、基礎的なITスキルやAWSスキルを身につけていくのがおすすめです!
基礎的なITスキルを積み上げながら、AWSエンジニアを目指そう!
まとめ:AWSエンジニアは将来性のあるお仕事!
今回はAWSエンジニアの仕事内容や将来性についてご紹介しました。
AWSエンジニアは将来性のある魅力的なお仕事です。
AWSエンジニアになるためにはITの実務経験や学習も必要になりますが、市場からのニーズは年々増え続けています。
そのため、AWSエンジニアになることで皆さんの市場価値が高まることは間違いなしです!
実務未経験からAWSエンジニアになるための勉強方法はこちらの記事で紹介しているので、参考にしてみて下さい。
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CloudTechについてはこちらの記事でご紹介しているので、参考にしてみて下さい。
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本記事がAWSエンジニアを目指す方の参考になれば嬉しいです。
それでは、これからも一緒に学んで、自己価値を高めていきましょう〜!
最後まで、お読み頂きありがとうございました!
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